
真っ白な雪の上。森の住人たちの落とし物が増えました。
細かい木屑、苔、木の芽、大きな木っ端。春を迎え、食事に忙しい野鳥の食事痕です。
そして、鳥達に負けじと食べ散らかしているのはモモンガ!器用に枝先を切り、葉をむしり、ぽろりぽろり、次から次へ。
なかなか姿は見せてくれないのですが、木の上で食べている姿を想像するだけで顔がにやけてしまいます。
春の風と生き物達の気配に誘われて、うきうきしながら森へ通う季節になりました。

こちらは、ひと冬、然別湖へ向かう道路沿いを縄張りにしていたキタキツネ。
通りかかる車を待ちながら、ちょろちょろしてました。あまりにも、人や車に近づきすぎるので、事故がおきないかと心配していたのですが、無事春を迎えることができたようです。
雪が融け、フィールドがたくさんの命であふれる季節。そろそろ野生へ戻り、暮らしてくれるといいなぁと思っているのですが、どうでしょう?
こんな風に可愛らしい姿を見せてくれますが、キツネにとっても、人にとっても、近づき過ぎは危険です。人間の食べ物をあげたり、手を出したりはしないでくださいね。