芽生え

去る7月3日、銀泉台からコマクサ平まで歩いてきました。お花畑を目指す山歩きも、歩き始めは雪渓の広がる斜面のトラバース。おしゃべりもそこそこ、しばらくは慎重なトレッキングになりました。雪渓の斜面を過ぎてからも、雪の上を歩くことたびたび。しかし出だしほどの緊張感はなく、遠くの山や鳥の声、足元の花を見て歩く余裕も出てきました。そしてその辺りまで来ると、ありました。たくさんの高山植物が!一気に咲きそろった群落に、みんなおおはしゃぎ。まさに、「歩いてよかったね!」の瞬間でした。でも実は、私がこの日一番惹き付けられたのはハイマツの芽生え(写真)。「よっこらしょ」という声が聞こえてきそうな芽生えに、思わず力が入りました。なんだか気になるこの姿。大きくなれよ~。