
然別湖周辺の山を歩いていたときのこと。
いつものように、「苔がきれいだな~」と森を眺めていたら、すぐ近くの枯れ木から、エゾリスがするすると降りてくるのに気づきました。近くに冷たい水が流れているので、きっと水を飲みに来たんだな~、それにしても、私に気づかないのかな?しばらく、様子をみていたのですが、私のことは気にも留めず、降りてきます。もう少しで地上に・・・というところで、ようやく「はっ!?」とこちらを見てくれました・・・。
私もびっくりしましたが、エゾリスはもっともっとびっくりしたようです。

しばらく見つめ合った?後、再び、木を登っていったのですが・・・。少し登っては、こちらを見、周りの様子をうかがい、時々、木の幹や苔をかじり・・・と、かなり慌てていたようです。それはそうですよね。
エゾリスを脅かすつもりはなく、苔の森を眺め、冷たい水で涼もうかと思っていただけだったのですが、こんな出会いもあるのですね。
暑い夏。苔の森の冷たい水は、森の生き物にとってもオアシスのようです。