然別湖 白雲山山登り

5月11日、下見を兼ねて、白雲山に登ってきました。この日は、朝から青空が広がり、風も穏やかな登山日和。頂上からは、氷が消えたばかりの然別湖、まだ雪をたっぷりつけた十勝連峰、大雪や日高、阿寒の山脈、十勝平野など・・・、360度のパノラマを、くっきりと見渡すことが出来ました。白雲山は、やはり、然別湖で1番の展望台ですね。

登山道はこの通り。風穴周辺など、凍りついて滑りやすい場所もありましたが、比較的歩きやすい道でした。

この日、唯一見つけたお花、ショウジョウバカマです。枯れた笹の中から、美しい紫色の花を咲かせていました。山の春を知らせてくれる、たくましいお花です。毎春のことですが、見つけると、ひとり、大騒ぎしてしまいます。
そして、春らしく、たくさんの鳥も見かけました。ヒガラ、エゾライチョウ、オジロワシ、トビ、コガラ、ルリビタキ、クマゲラ・・・あげ始めると、きりがありません。そして・・・、出会った人は4人だけ。

雪の上にパラパラと落ちていた、エゾアカガエルの卵。近くの水たまりから持ち出した鳥が、落としてしまったのかもしれません。卵はまだ生きていると思うのですが、これからどうなっていくのでしょう。
山や森にはいろいろな物語が散りばめられています。