今シーズン最後の十石峠

10月下旬とは思えないほど、穏やかな日。相棒のGさんと、のんびり十石峠を目指して歩いてきました。歩き出して少しすると、うっすら汗ばむほどの陽気。久しぶりに風穴の涼しさを心地よく感じました。お昼を過ぎても青空が広がっていて、十石峠からは広大なパノラマを見渡すことができました。

足元には落ち葉がいっぱい。かさかさ音をさせながら歩くだけで、楽しくなってきます。よ~く見てみたら、小さな金色のキノコが!

空気がヒンヤリ、しっとりとした風穴地帯には、先日降った雪が残っていました。雪を見ただけで、少しワクワクしてきます。

落ち葉が積もった清流には、薄氷も張っていました。氷を見て、ますますワクワク。雪や氷を見ただけで、「いいね~」と思うのはどうしてなのでしょう?いつからなのか、寒さが見せてくれる風景や厳しい環境の中で育つ植物や生き物たちに、特に、心惹かれるようになりました。

晩秋の森の中の陽だまりは、とっても気持ちよさそう~。

ゴゼンタチバナの葉っぱも、シックな装いになりました。

ちょっとぼけてしまいましたが、この日、出会ったナキウサギがいます。もぐもぐと食事をする様子を、しばらく観察させてくれました。双眼鏡でよく見ると、目の上に、黒いラインが!立派な眉毛に見えました。
まゆげくん、来年また会いましょう!


表大雪の山脈とニペソツ山。どちらも魅力的・・・。来年は、いつ頃、どこを歩きに行こうかな。
思えば、今シーズン、1番良く通った十石峠。季節ごとに違った、たくさんの風景に出会うことができました。そしてこの日は、気持ちの良いシーズンの締めとなりました。