南十勝キャンプツアー その2

雨でスタートしたツアーでしたが、天気は徐々に回復し、最終日はこの通り。日高の山脈と緑まぶしい牧草、青い空に白い雲の、広い広いパノラマ。これぞ、初夏の北海道!という美しい景色を満喫していただくことができました。

今回は、せっかくなので、襟裳岬まで足をのばしてみました。くねくねと続く黄金道路は、太平洋を間近に見ながらドライブを楽しめるルート。岩にあたっては砕ける波の動きは、ずっと見ていても飽きません。ちょうど昆布漁の時期だったようで、あちこちで、海に入って昆布を採る人たちを見かけました。眺めのよいところで、車を降りると、昆布の香りが・・・。

この黄金道路のすぐ脇に、フンベの滝がありました。岩からしみだした水が滝となって流れ落ちているようで、しっとり濡れた緑と雫が、美しい滝でした。振り返るとすぐ後ろは海!というシチュエーションも贅沢です。

そしてついに、右も左も正面も海・・・の襟裳岬に到着。岬突端への道を歩くと、ここにもエゾエンゴサクがたくさん咲いていました。イソヒヨドリの姿も見られ、海にいることを実感。海に落ち込む岩周辺を双眼鏡で見るとゼニガタアザラシの姿もありました・・・。気持ちが落ち着いてくると、海のあちこちに、ポコポコ頭を出したアザラシがたくさんいるのに気づき、びっくり!襟裳岬の春は、盛りだくさんで楽しいです。
いつも見慣れた日高山脈が海に落ち込む場所、襟裳岬。南十勝は、相当奥が深そうです。