新緑と花の南十勝キャンプ

雨混じりのスタートとなった南十勝キャンプツアーでしたが、雨には雨の良さがあるものです。雨具を着こみ、長靴を履いて出かけた森や海辺では、しっとりと美しい花たちが迎えてくれました。
道内あちこちで新緑やお花の開花が遅れがちだった今年の春。昨年と比べ、今年はどうでしょう??と、ワクワクドキドキしながら出かけたのですが、想像以上のお花畑に会うことができ、みんなで大感激!の4日間となりました。

まさに、旬のお花でした。今回の主役といってもいいでしょう。オオバナノエンレイソウです。今年は当たり年なのでしょうか。どこを歩いても、どこをドライブしても、道脇を緑と白で彩っていました。

つぼみの時もきれいですね。

白と緑の中に、薄紫色のシラネアオイの姿もたくさん見られました。ゆっくりと歩くと、まだ花をつけているエゾエンゴサクも・・・。いつもよりゆっくりと開花したお花と、例年通り開花したお花が、一度にお花畑を作ってくれていました。

エゾヤマザクラも見られました。お客様は、本州に引き続き、今年2度目の桜の花見。

もちろん、もうすでに実をつけている植物もありました。写真はフキノトウです。お天気の回復とともに、ふわふわの綿毛がいっぱい飛び立ちます。
この綿毛を見るといつも思い出す光景があります。この種を一生懸命食べていた鳥、ウソの姿です。顔中綿毛だらけにして、夢中になって種を食べている様子がとても可愛らしかったのです。
初夏らしく、カッコウやツツドリ、オオジシギ、アカゲラなどなど、キャンプ中、たくさんの鳥の声と姿を楽しむこともできました。