氷、いろいろ

湖や川、冬の水辺に出かけると、いろいろな氷を楽しめます。先週末は、お客さまと、然別湖、糠平湖、然別川上流の水辺を歩きました。
氷といっても、そのできかた、光の加減で、表情が変わるので、氷それぞれに発見があったりするものです。ということで、氷を見つけるたびに、雪をかきわけたり、寝っ転がったり・・・、楽しく雪まみれになりながら、氷の世界を満喫しました。

いつもより、凍結している然別川の支流。水の音も小さくひかえめです。冬に繁殖期を迎えるカワガラスのペアも、いつもの場所が凍ってしまったため、下流の流れのある場所へと移動してました。川の変化に合わせながら、今年も子育て頑張って欲しいです。

凍った川の上で、積もった雪をかきわけてみつけた氷。小さな氷が流れ着きながら凍ったのでしょうか?細かい氷がくっつきあって固まった氷のように見えました。

糠平湖、沢の流れ込みでみつけた青い氷。糠平湖は、発電のため水をぬいているので、湖の水位が毎日少しずつ下がります。それとともに、湖を覆った氷も下がるので、あちこちに、大きな割れ目ができ、きれいな氷の面を見ることができるのです。この日は、1日で20cmほど水位が下がったそうです。

青い氷をのぞいてみたら、たくさんの大きな気泡が閉じこめられていました。

こちらは、同じく糠平湖の風景です。桃から桃太郎・・・のような雰囲気で、生まれた切り株。にょきにょきと切り株が成長して氷を割ったようにも思えます。

上手に氷が乗っかると、糠平湖名物、キノコ氷の出来上がり。これも、湖の水位が下がり、氷が落ち込むため、見られる氷の造形です。
そしてこの冬はキノコ氷が豊作なのだとか!私たちは、エリンギ氷、舞茸氷を見つけましたが・・・、まだまだいろいろあるそうですよ。
十勝北部の水辺では、湖から氷が消える5月上旬頃まで、氷のいろいろが楽しめます。面白い氷、たくさん探すぞ~!