冬の表情、いろいろ

鹿追・然別湖に何度も足を運んでくださっているお客様が、この冬も遊びに来てくれました。とてもうれしいことです。
冬は今回が初めてで、いろいろな時間帯、場所で雪遊びをしたいとのリクエスト。お天気の様子を見ながら、あちこちご一緒させてもらったのですが、いろいろな冬の表情を味わうことのできた3日間になりました。

しばらく、雪が降らず、晴れた日が続いていた十勝でしたが、初日のこの日は久しぶりの雪。しかも風も強いという状況でした。でも、スノーシューを履いて森に入ると別世界。ふんわり積もった真っ白な雪と降りたての足元の雪が心地よく、楽しいハイキングになりました。時折吹く強風に、樹上からはらはらと舞い落ちる雪も美しく、雪降る森を楽しめました。

翌朝は、雪は止んでいたのですが、雪煙が凍った湖上を駆け抜けるほどの強い風。静かな静かな冬の朝・・・のはずが、森を抜ける風の音が響き渡るにぎやかな朝でした。でも、近づいては遠ざかっていく風のリズム、風の音が静かになる時に聞こえる小鳥たちの元気な声、積もったばかりの深雪のやわらかさなど、また違った時間を味わうことができました。

お腹が空いた頃、雪をかぶった木々に太陽の光があたり、キラキラ輝き始めました。風の冷たさも忘れ、見入ってしまう光景でした。

強い風が抜ける場所では、こんな雪の造形も見られました。かちかちに固まった表面の雪と、その下にあったざらめの雪。時間をかけて形を変えていく雪と風が作った芸術作品ですね。
2日目、日中に出会った景色でした。

手でも簡単に掘れるざらめ状の雪。あまりに楽しくて、掘っているうちに、トンネル作りを始めてました。大人になっても楽しいものは楽しいのです。

タープで風を避けながら、冬の水辺でランチタイム。雪のイスに腰掛けて、薄氷が張った川の流れを見るのもなかなか贅沢な時間でした。
冬の寒さもしっかりと服装を整えれば、それほどでもありません。冬の森は、どんなお天気でも、それぞれの魅力を楽しませてくれるということを改めて実感した3日間でした。