10/8十勝幌尻岳

日高山脈、十勝幌尻岳に登ってきました。写真は登りはじめの沢。とてもきれいな水でした。魚もいそうでしたが、クマもいそう・・・な雰囲気。

あいにく稜線付近は、ガスの中。展望は期待できなさそうですが、ダケカンバの白い幹が山肌に映えて良い感じ。静かな晩秋の山歩きになりました。

背丈ほどの笹に囲まれた急登は、休む気分になれないほどの雰囲気でした。早く抜けたい一心で歩くのみ。でも、風に揺れるたくさんのサルオガセを見つけた時は、心が躍りました。エゾマツやダケカンバの幹を覆うほどのサルオガセ。周囲の霧のせいもあり、幻想的な森でした。

頂上からの眺めに代わり、稜線付近には驚くような景色が待っていてくれました。

暗い霧の中、白く輝く木、木、木。

近づいてみると、木の枝、葉っぱ、ひとつひとつが固く凍りついていました。

氷の木の中を最後の登り。秋のような、冬のような風景に、どんどんテンションが上がります。風もあり、寒さがつらく頂上には長居できませんでしたが、この白い世界、十勝幌尻岳登山の忘れられない景色になりました。
