9/21浮島湿原へ

シルバーウィークのまっただ中、にぎわう大雪山系を横目に北上し、浮島湿原まで足をのばしてみました。然別湖から、車で2時間30分弱。少々思い切った遠征になりましたが、出かけて良かった!です。

湿原入り口まで、約30分。笹とダケカンバ、エゾマツ、トドマツに囲まれた道をのんびりと。足元にはウッドチップがたっぷり敷かれていて、ふかふかした感触が心地よい道でした。ヒガラ、ゴジュウカラ、キバシリ、コゲラ・・・。たくさんの野鳥がにぎやかに飛び回り、道中楽しませてくれました。

途中で見かけたダケカンバ。古い切り株をしっかりと抱えるように根を伸ばし、まっすぐに成長してました。長い長い年月を経て、1つの木になったように見えました。
森のこんな風景に、とても惹かれます。

浮島湿原は、すっかり秋の色。エゾオヤマリンドウとウメバチソウが少しだけ咲いていましたが、一面茶色の世界がより静けさを感じさせてくれたような気がします。シルバーウィークとは無縁の場所でした。思わず、にんまり・・・。

池塘に浮かぶ大きな浮島。風に流れて移動するようですが、この日は微風のため、その様子はありませんでした。動かしてみたい衝動を抑えて、カメラでパチリ。

ぽかぽか気持ちよい木道の上で、簡単ランチ。人が来たらよけなくては!と話していたのですが、誰1人来る人もなく・・・。おかげで、遠くの山を見ながら、のんびり贅沢なランチタイムになりました。

鏡のような池塘に映るアカエゾマツと、浮かぶエゾベニヒツジグサ。浮島湿原の魅力ある景色のひとつです。ぼんやりと眺めているだけで、サンドウィッチがより美味しくなり、幸せな気分になってきます。次回は、ヒツジグサの花が咲く頃に出かけてみよう!かな。