人の数だけ山での時間がある・・・?

Sさんと沼の原へ行きました。Sさんと山を歩くのは本当に久しぶりのこと。彼女は近頃、山通いを続けているようで、服装も、装備も、お弁当もおやつも、かなり充実してました。素晴らしい!しかも、ずーっとしゃべりながら、雪渓の急登を歩く体力もつけたようで、びっくり。なかなか心強い山歩きでした。

登山道は雪があり、またもや踏み抜きに注意しながらの山歩き。こんなところで怪我したら、シーズンが台無しですから!
まだ少し早かったかな?あまり期待はしていなかったのですが、沼の原の木道に出ると、お花が咲き始めていました。でも、小さくて控えめに咲いているので、よーく探さないと見落としてしまうほど。行きには気づかなかったお花が、帰りにはたくさん見えました。沼の原に、目が慣れたからですね。

近くに咲いていなかったのが残念でしたが、キバナシャクナゲもちらほら。山で会いたい花のひとつなので、見つけたときは本当にうれしかったです。

早くも、チングルマとの出会いが・・・。山のお花のシーズン、スタート!気分が盛り上がります。
沼越しに見えた、白雲岳や高根ヶ原方面の山並み。雪の融けた場所から少しずつ、お花が咲き始めているのでしょうね~。

いろいろなミズバショウを見ましたが、この日のミズバショウもなかなか風情が・・・。

小さな花が可愛くて、ついついこんな姿勢になってしまいます。
2人分の視線があると、よりたくさんの発見がありますね。Sさんの好奇心、山への熱い思いに触れた山登り。刺激的で楽しい時間でした。1人の山もいいですが、誰かと歩く魅力は、違った目線、感性に触れることができるところですね。
でも、この日1番の感激は、Sさんが沼の原まで大切に運び上げてくれたエクレアかな。最高に美味しかったです。やはり、おやつは大切な要素ですね。結局、食に誘惑されるのです。ごめんなさい(笑)。

登山口まであとわずかの場所で出会ったエゾシカ。しばらく見つめ合ってしまいました。何を思っていたのでしょうか。何も考えてなかったかもしれませんね(笑)。でも、エゾシカと森での時間を少しだけ共有できたような気がしました。その気持ちだけで満足、満足。