やっぱり、早朝ですね

「阿寒湖のフライフィッシングフェスティバルに行こう!」と友人に誘われ、出かけてきました。
とはいえ、私の目的は、散策。早朝の阿寒湖畔で、友人とGを見送り、のんびり阿寒・オンネトー周辺で遊んでました。
それにしても・・・、釣り人たちが動き始めたのは、朝の3時30分。野鳥のコーラスより早起きでした。

朝もやのボッケ歩道はとても静かでした。足元の植物もまだ朝露に濡れていて、花を開いてはいません。花より早起きだったのでしょうか(笑)。途中、クルミをモリモリと食べる2匹のエゾリスに会いました。双眼鏡で見ていると、コリコリ、カリカリというよりは、ガブガブ、ゴリゴリ迫力のある食事風景。時々、「何見てるのさ?」といった雰囲気で、ギロッと見られたり・・・。可愛い~と思っていたエゾリスは、実はなかなか気が強い動物なのかもしれません。

静けさの中、ビュン、ビュンという不思議な音も聞こえました。何の音だろう?と思っていたら、この人たちでした。朝の阿寒湖に浸かり、フライフィッシング。気温は限りなく0度に近かったのですが、寒くないのでしょうか。いや、寒いはず。

すっかり氷がとけた、オンネトー。オシドリが2羽、静かに浮かんでいました。他に人もなく、風景を贅沢に独り占め。ここはやはり、コーヒーの時間ですね。美味しかった。

いつ見ても、神秘的な湖面です。オンネトーは風のない凪の時間、朝が1番です。

大好きなアカエゾマツの森。ここはまだ雪がありました。エゾシカの足跡をたどって、しばし散策。普段は、苔やアカエゾマツの稚樹がびっしりで歩くことのできない場所も自由に歩けます。そのおかげで、こんな風格のある大きな切り株に出会うことが出来ました。そっと触らせてもらうと、指がすっぽり入ってしまうほどふかふか。この木が切られてからどれだけの年月がたっているのでしょうか。切り株に育った植物を眺めていると、次々想像が膨らんできました。まるで、この古い切り株がたくさんの物語を話してくれているような気がしてきます。一人で森に入るのもいいものです。
おまけ

この日のGの釣果は、アメマス2匹、ニジマス1匹でした。