黒い氷

上手くタイミングが合うと楽しめる、期間限定の風景を満喫してきました。黒い氷です。雪に降られず透明なまま凍りついた湖の風景です。湖が深いため、漆黒の世界が広がっているように見えるのです。じっくり見ると、氷に閉じ込められた水草や渦巻く気泡など小さな発見もたくさんあり、時間を忘れ見入ってしまいました。氷を見ている間は、「ホワンホワンホワン」、「ピシッ」、「ビュン!」など、氷の音も鳴り響いていました。この音を聞くと、ガッチリ固まっていると思っていた足元の氷に、軟らかさと息遣いを感じます。時々響くひときわ大きな音には背筋が凍る思いをしましたが、にぎやかな氷の音楽会と氷の美に今年も出会えてよかったです。天気が荒れる前に誘ってくれた友人に感謝感謝。