12月16日の東ヌプカウシヌプリ

前回の記事以来、雪が降らない日が続いています。雪も寒さも少ない12月のようです。
といっても、冬は冬。身体を鍛える意味もこめ、お馴染みの東ヌプカウシヌプリに登ってきました。

森の中の登山道は、つぼ足でも行けそうな感じもしましたが、スノーシューがあった方が楽かもしれません。私たちは、スノーシューとストックを持って登りました。しかし、この山最大の難関(大げさですね)、稜線までの急登は、岩や倒木も混ざり、スノーシューを履いた足元が邪魔に思えることもありました。

ハイマツ帯は少し雪が多く、木々に覆いかぶさっていました。ハイマツはすっぽり雪にもぐって、冬越しに
なりそうですね。

稜線は強い風にさらされることが多いので、別世界でした。凍りついた枝先に、冬を感じます。美しい風景と緊張感が魅力の冬は、山の上にきていました。顔や手が冷たいことも、うれしく感じるのは、私だけでしょうか。

まだ雪は少ないのですが、しっかり雪庇もできていました。とても狭かったはずの登山道が、開放的で広く見えるのですが、要注意!

ラッキーなことに、頂上に着く頃、青空に恵まれました。日頃の行い、こんなに良かったかな~?

小さな雪庇の下の斜面が、最高のランチスポットでした。カップラーメンを食べながら、見上げた空と雪。こんなに気持ちいい風景、なかなかありません。気づけば、なんと1時間。眼下の十勝平野を眺めながら過ごしていたようです。
時間も寒さも忘れてしまうほど、居心地のよい、場所でした。
