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十勝平野の紅葉が始まったある日、東ヌプカウシヌプリに登りました。然別湖周辺は、すでに落葉。晩秋の登山と思いきや、とんでもない。頂上から見下ろす十勝平野は、秋色で、とってもきれいでした。やっぱり、この時期だから!の良さがたくさんあるものですね。

森の中の苔は、スポンジのように水を含み、ふかふかでした。もう少ししたら、しばれて硬くなり、冬を迎えるのですね。

秋晴れの日は、ダケカンバの白い幹が青空に映えてきれいです。晴れの日と曇りの日、この時期の山はお天気で、まったく印象が違います。そして木々が葉を落としたこの時期は、小鳥の姿を見つけやすいところが魅力のひとつ。この日は、小さな小さなキクイタダキやコガラ、コゲラ、ゴジュウカラが一生懸命餌を探していました。そんな彼ら留鳥に混ざって、ルリビタキ、コマドリの姿も見かけました。いつ頃南へ渡るのでしょう?しばらく会えなくなるかと思うと寂しいですが、「また来年!」ですね。無事に旅をしてください。
そうそう、夕暮れ、然別湖の上空をハクチョウが飛んでいきました。冬鳥たちとは再会の時。

見通しがよくなるこの時期は、東ヌプカウシヌプリからも然別湖が望めます。ちょっとだけ、ですが、なんだか得したような、うれしい気持ちになる瞬間です。写真の中の然別湖、わかりますか?
さて、いつまで東ヌプカウシヌプリに登ることができるでしょうか。少し雪が積もった頃も楽しそうですね。