阿寒の山

山のお仕事で、阿寒の名山、雄阿寒岳と雌阿寒岳を歩いてきました。寒気の影響で、風が強く寒かったのですが、深い森と湖が続く広大な景色が素晴らしかったです。

雄阿寒岳途中から見上げた山肌。紅葉はまだ始まったばかりでしたが、少しだけ色がぬけた淡い色合いもいいですね。特に、阿寒湖周辺は、アカエゾマツやハイマツの濃い緑がアクセントになるので、きれいです。

ちょうど、大雪山で、初冠雪の日でした。雄阿寒岳も晴れたり曇ったり、天気がめまぐるしく変わっていました。少しだけですが、バラバラとあられに降られ、盛り上がりました。

翌日歩いた雌阿寒岳からの眺めです。晴れていたのですが、風がとても強く、この日も寒い登山でした。手袋、帽子、インナー、雨具・・・。装備がしっかりしていないと、楽しめないですね。
展望がよく、昨日登った雄阿寒岳の奥に、斜里岳、摩周岳、知床の山々まで見えました。

あちこちで上がる噴煙。生きた山を実感させられます。登山途中の森とは対照的な風景に、なぜかいつも宇宙を感じます。

この荒涼とした風景の中にも、秋がありました。黄色の花束のようなメアカンフスマ。

しずくが光ってきれいだったマルバシモツケ。

ヒメイワタデの紅葉です。秋の姿が一番きれいかも。

秋らしさは感じにくいかもしれませんが、個人的に、阿寒の森で一番楽しみにしているアカエゾマツの森。岩を覆うようにびっしりと育ったアカエゾマツの子供たちを見ると、心からうれしくなります。また会えてよかった。