ユニ石狩岳は、もう秋でした

すっきりしないお天気の合間をぬって、ユニ石狩岳に登ってきました。不安定な天気、1人の登山・・・。「いつもより少し足早に登り、さっさと帰ろう」、そう決めて出かけたのですが、きれいな風景に呼び止められること、呼び止められること・・・。うれしい悩みとは、まさにこのことです。
写真は、登山道脇の足元の風景。北海道の山の秋で、一番好きな風景です。

登り始めからすでに、イワツツジやウスノキで、秋色に彩られた道でした。

ナナカマドも負けじと、紅葉。雲の間から顔を出す太陽に照らされた瞬間が、とってもきれい。

石狩岳や音更山の山肌も、ハイマツの緑とナナカマド、オガラバナの紅葉で色とりどり。

目の前のウペペサンケとニペソツ山。美しい山容に惚れ惚れ。

ひときわ真っ赤に色づいたこの植物。「何だろう?」としばらく考えてしまいました。花の時期のこの場所をひとつひとつ思い返し、やっと思い当たる植物が!どうやら「エゾツツジ」。秋も主役級ですね。

もうひとつの謎。ナキウサギの貯食場所だと思うのですが、きのこ?きのこはとけてしまうから、貯食は難しいですよね。すぐ食べるつもりで置いておいたのでしょうか。小さな2本の歯型がついてましたけど。
1人で山に入ると、神経がとってもとぎすまされる感じがします。耳や鼻が、特に敏感になります。目もいつも以上に鋭くなるものです。そのおかげで、エゾリスやシマリス、ナキウサギ、エゾシカなど、たくさんの動物に会えました。クマの気配は、わかりませんでした(ほっ)。