新緑と花のオンネトー・和琴半島キャンプ

新緑と花を求め、オンネトー、和琴半島キャンプツアーへ。ご参加者は、いつも本州からはるばる通って来てくださるKさん。風の吹くまま、気の向くままに、のんびりキャンプを楽しみました。まずは、オオサクラソウを期待して、オンネトーへ。湖岸沿いのハイキングでは、しっとり濡れた花や緑が艶やかで、どの植物も生き生きと見えました。雨も悪くないものですね。それにしても、雨でも風でも青かったオンネトー。やっぱり神秘的です。

ハクサンシャクナゲの新緑。花のように開いた新緑は、やわらかくて、ふわふわで、不思議な感触でした。この新緑は、今回の「びっくりしたものベスト3」に入ります!歩きなれた道も、出かけるたびに新しい出会いが待っているので新鮮です。

2日目に歩いた和琴半島の道。雨上がりに日が射して、緑がきらきらしてました。太陽のパワーを感じるのも、雨や風があってこそ。あっちもこっちも緑の世界は、目に優しい道でした。

風景一転、荒涼とした火山の世界は硫黄山のつつじが原です。この麓に広がるエゾイソツツジの群落は、ちょうど花の季節をむかえていました。エゾイソツツジに囲まれた道を歩くと、独特の心地よい香りが・・・。この葉をお茶にして飲むと美味しいのですが、ここでは残念ながらNG(ちなみに、エゾイソツツジのお茶を堪能したのは、カナダでのことです)。

たっぷりハイキングを楽しんでキャンプ場に戻ると、目の前の屈斜路湖は、晴れて、風も穏やかに・・・。こんなシチュエーションを用意されたら「やっぱりカヌーでしょう!」。ということで、早速カヌーで湖上の散歩。

カヌーの上からは、水面に映った月がゆらいできれいでした。屈斜路湖周辺の自然にとろけそう~。

たっぷり遊んだ後は、ゆったりくつろぐ夜の時間・・・。ぼんやりと火を見つめながら、お酒と食を味わうひと時は、キャンプならではの贅沢ですね。
今回のキャンプも、雨あり、風あり、青空ありの忙しいお天気でした。でも、それぞれはっとするような風景を見せてくれました。お天気、季節、場所・・・、そして人。すべてが交わり、かけがえのない時間が生まれます。この3日間も、素敵な時間でした。Kさん、ありがとうございました。