3/23 福寿草、見つけた!

昨日は関東地方でも雪が降ったようですが、こちら十勝でも寒暖差の大きい春の始まりを過ごしています。そんな中、3月中旬ごろから「そろそろかな〜」、「もう咲いてるかな〜」と気になっていた福寿草。ようやく探しに行くことができました。いつもよりも雪の多い斜面ばかりだったのですが、車を停めて歩いてみたら、ありました!黄金色に輝くお花が…。雪の中、落ち葉を押しのけお花を開きつつある姿は美しくて、たくましく、見ているだけでほんわり温かい気持ちになりました。ちなみに、お花を開き始めたまるっとした感じが1番のお気に入り(笑)。かわいらしいですよね。フクジュソウではなくて、福寿草という漢字が似合うなぁとも思います。

まだお花の春は始まったばかり。4月に入ると本格的に、十勝・鹿追町のあちこちで、山野草の開花が進んでいきます。
山野草の春、然別湖の残雪と氷の春は、今年も、さんぽやカヌーでご案内いたします。
詳しくは、ボレアルフォレスト のHPトップからご覧ください。
ボレアルフォレスト

さて、3月19日のブログ後の東ヌプカウシヌプリ登山口の様子です。
入林届けのボックスまでは届きませんでしたが、少し雪が増えました。ツボ足で山へ向かっていった足跡がありビックリ!

私たちは、気になっていたルートの探検に。
新雪の上にはエゾユキウサギの足跡が続いていました。この写真の足跡、どんな動きをしたものかわかりますか?

こんな動きのようです。
途中で、折り返した跡もありました。「もしかすると、私たちを気にして戻ったのかな?」とドキドキ。どこかで会えないかな〜とゆっくり探しながら歩いたのですが、残念ながら…。

途中、スラリと並んで立つアカエゾマツに会いました。
ガレ場の上に育っているので、安定した環境ではないと思いますが、すっくとした姿が美しい木々でした。

深い雪を踏みしめながら登っていくと、何やら気になる匂いが…。
違和感がある匂いなので、くんくん鼻を使いながら進んでいくと、匂いの正体が!

匂いの正体は「温風穴」。冬、温かい空気が抜け出る場所で、然別湖のガレ場の上の方に見られるもの。
3月で外気温はさほど低くはないのですが、穴に手を入れてみると、ほわっと暖かかったです。

温風穴地帯を抜けて、いつもの展望地へ到着。エゾリスくん(山肌の模様)にも会えました(笑)。
この場所は、展望も楽しめて、ほどよく山に囲まれていて落ち着きます。
コーヒーを飲みながらしばしのんびりと。

風は強かったのですが、寒さに震えることもなく、気持ちよく下山。
春の雪ですが、針葉樹の森はやっぱり雪が似合いますね。