静かな然別湖の森に通う日々。ゆっくりと本格的な冬へと向かう今は、一言でいうと「初冬」なのですが、水辺に氷が張ったり溶けたり、雪が積もったり凍ったり、出かけるたびに風景が違います。そんな「今日の然別湖」に会いたくて、晴れの日も雪の日も風の日も出かけています。
今日は少し風が強かったのですが、扁たい結晶の形をした雪が舞っていました。葉の長い苔につかまりやすいのでしょうか。しゃがんで見てみると、緑のコケの上には美しい雪の粒がいくつもありました。雪の結晶は形も様々で、見ているだけでワクワクしました。

ハナヒリノキの実の殻です。
拡大してみるとこんなにかわいらしい形をしていたのですね。よく見てみたら、雪の粒が一つ。

マイヅルソウの実にはふわっと雪が。
こんなに赤くて美味しそうなのに、森の住人は誰も食べないのですね。

雪の中から顔を出すスギカズラ。
この姿を見られなくなるのは寂しいけれど、早く全身、雪布団に入りたいのかな〜?

こんな小さな足跡も!
姿も声もありませんでしたが、ナキウサギの気配を感じ、ちょっと嬉しかったです。

駒止湖はやっと結氷しました。
いつもより遅い結氷ですが、冬が着々と進んでいることを実感。

然別湖の氷はまだこれから…。
この冬はいつ結氷するでしょうか。年内に凍ってくれるといいな〜。