静かな朝

ふとしたタイミングで、熱気球に乗せてもらいました。ラッキーな朝です。場所は、十勝・上士幌上空。地上では、頬に感じる程度の風が吹いていましたが、気球に乗って浮かんでしまうと、何も感じません。さらに音もなく、とっても静か。きっと風になるとこんな感じなのですね。上空からは、畑に残る動物達の足跡もたくさん見えました。広い範囲で眺められるので、いつもより彼らの物語に空想が広がりました。追いかけっこしたり、じゃれたりしたような足跡は、きっと恋の季節を迎えたキタキツネ。彼らのその後が気になります。別の畑には、雪を掘り返したような跡もありました。こちらはネズミでも隠れていたのでしょうか。防風林できれいに区切られた風景をぼんやりと見ていたら、気持ちよすぎて眠くなりました。
風の流れと地形を見ながら、熱気球を操っていたパイロットさんの目には、この風景、どのように映っていたのでしょうか。貴重な時間をありがとう。